キリム（品番/TK19145）

現地の家庭生活から生み出されるひとつひとつの作品は個性的で唯一無二のもの。

中央アジア・トルクメニスタンの国境沿い、イラン北東部に住むトルクメン族の織る絨毯。その名の通りトルコ系の血筋を引く彼らは今日まで自らの伝統を重んじています。それは彼らの織る文様に色濃く残っています。細い糸を使ったとても緻密で丹念な織りは激しい動きにも動じないほどで、騎馬民族の道具としての特徴も残っています。

４つの糸巻きを表しているようにも見える菱形のモチーフが規則正しく並んでいる縫い取り模様は日本の刺し子のよう。とても濃い紺とモカ色の羊毛の色糸の中に唯一白だけがコットンで縫い取られ、そこだけは長年使用によって貼りつくような線を描いていますが、織られた当初は木綿のソリッドな白が暗い色調の織地に浮き上がるようなアクセントになっていたのではないかと想像します。

1980年代に織られたものとのことですが、トルクメン特有のしっかりと隙間のない織地は微かな色褪せ以外はびくともしない堅牢さを保ち、くたっとしたフリンジや所々に見られる縫取り模様の擦れ具合から経年変化によって味わい深さが加わっています。

玄関や出入り口のマットとしてだけではなく、壁にピンで留めてタペストリーに、また、ガレージなどでバイクや自転車などの下に敷いても様になります。

*商品写真につきましては、できるだけ実物に忠実に掲載するよう心がけておりますが、
ＰＣ環境や撮影状況によってはお客様が実際手にとられたものとイメージが違う事がございます。ご理解くださいますようお願い申し上げます。(画像をクリックすると、拡大できます。)

ご不明な点等ございましたらいつでもメールにて承ります。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。