サイズ(縦×横):約99×61㎝
主素材 :緯糸:羊毛 経糸:コットン
原産地 :イラン・アゼルバイジャン地方
取り扱い方法:別ページの『キリムのお手入れ方法』をご覧下さい。
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キリム(品番/TK17888)
現地の家庭生活から生み出されるひとつひとつの作品は個性的で唯一無二のもの。
イラン北西部、コーカサス地方やカスピ海と接するアゼルバイジャン地方のスマック織り*のオールドキリム。ヨーロッパとアジアの境界であり、旧ソ連からの影響も受けていたこの地方は古くから民族や文化が複雑に交差する場所でした。
深い赤と紺色のコンビネーションで、全体的には落ち着いた印象なのですが、よくよくモチーフを見ていると織りの目論見が狂ったのか、脚や頭のない鳥のモチーフがあちこちに。これは手持ちの糸を使ってその場の気分で織ることの多い家庭織りでは良く見られることで、その勢いのある作品はおおらかな自然のなかで生きる人々の心持ちを表しているとも言えるでしょう。1970から80年代に織られ、使われていたものです。十分に使い込まれて柔らかい色合いになっているものの、ほぼ補修の跡もなく、綺麗な状態を保っています。
玄関や出入り口のマットとして、壁にピンで留めてタペストリーに、またはソフアの背もたれに掛けてインテリアの彩りにも。
*スマック織とは…スマックという言葉はコーカサス地方が語源だとされています。平織りの経糸(たていと)のほうに別の色糸を斜めに巻きつけながらモチーフを織り込む技法で、高い技術と手間を要します。丈夫でやや厚みをもった表地はつづれ織りのようなスリットはなく均一です。複雑に民族が絡み合う地方の流れを汲む、抽象的でユニークなモチーフで構成されていることが多く、西欧諸国のコレクターからも高い評価を得ています。
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